女装の館・小説 2013年05月

第十二章　ニューハーフ学園二年目①

そして、春休みも終り二年生になり今年の新入生は五名だけでした。
そこで僕たち二年生は二人で一人を世話する事になり、今年も優子ちゃんと同室になり早紀ちゃんという子が同室になりました。
そして入学式が終わり部屋に帰ると、早紀ちゃんは両親と一緒に入ってきました。
僕と直美ちゃんはご両親に挨拶をして部屋の説明をすると持ってきた物を片づけ始めたのですが、見てみると男の子の物ばかりで僕はご両親に「ここでは今からは男性の物は着ないので持って帰って下さい。それと女性の下着とか洋服は用意をされているんですか」と言うとお母さんが「普段は今までと同じでいいと思いましたし、授業や訓練はこちらで用意をしていただけると聞いていたのでこれしか持ってきてません。どうしたらいいですか」と言われて僕は寮の先生に相談に行くともう一人早紀ちゃんみたいな子がいました。
そこで先生は「それじゃ、支度金から十万円ずつ出すから誰か私と一緒に買いに行ってくれる」と言い僕は「先生、それじゃ姉に相談するので待ってて貰えますか」と言いお姉ちゃんに電話をかけ事情を言うとお姉ちゃんは「それじゃ、二人の寸法を測ってもう一度電話をくれる。下着もこちらで揃えるから」と言ってくれ二人の寸法を測り電話をかけて伝え、部屋に帰り両親に言うと「それじゃこのお金でお願いします」と言い僕に渡そうとしましたが僕は「先生がいったん払うと言っていますので先生に渡して貰えますか」と言い直美ちゃんに「直美ちゃん、私のお姉ちゃんが揃えてくれると言っているので今から先生と取りに行って来るから早紀ちゃんにシャワーを浴びさしバスローブを着せて脱いだ物はすべて持って帰って貰ってくれる」と言うと直美ちゃんは「わかったわ、もう一人にも言っておくから」と言い僕は先生とブティックに行きました。
そしてブティックに着くとすでに段ボール二つずつに用意をしてあり僕は「お姉ちゃんごめんね。忙しい思いをさせて」と言うとお姉ちゃんは「いいのよ。気にしなくて」と言い続けて「洋服は半額でここに入れているし、下着もいつもの所に事情を言ったら安く揃えてくれているので今度言ったらお礼を言っておきなさい」と言い先生は「無理を言ってすいません」と言い精算をして学園に帰りました。
学園に帰ると先生がもう一人の荷物を僕が早紀ちゃんの物を持って部屋に入ると早紀ちゃんは薄いメイクをしていて直美ちゃんが「早紀ちゃんは嫌がったけれど、これからは毎日メイクをするのよと言ってメイクをしてあげたの」と言い僕は「早紀ちゃん、可愛いわよ。それじゃこれを着てみようか」と言い持って帰ってきた下着とワンピースを着せると何とか女の子みたいになりました。
そして夕食を済ましてお風呂に入り、僕たちが服を脱ぐと早紀ちゃんはビックリした目で見ていてチ○ポを起てていました。
僕は「早紀ちゃん、私たちのオッパイを見てチ○チンが起ったの」と言うと早紀ちゃんは「はい、母のオッパイしか見た事がないので」と言い直美ちゃんが「私は今Ｂカップで美穂ちゃんはＣカップなのよ。早紀ちゃんも明日から女性ホルモンを投与するんだけど、来年の今頃は私たち位になっていると思うわよ」と言いました。
そして寝る時も、僕たち二人はセクシーなネグリジェを着ていると又早紀ちゃんはチ○ポを起てていました。僕は「早紀ちゃん、女性は寝る時にセクシーな物を着て寝ると普段もセクシーな女性になれるのよ。だから早紀ちゃんもこれを着てみて」と言いベビードールを出すと嫌がっていましたが無理矢理着せ、少しメイクをしてウィッグを被すと鏡を見てうっとりしていてそのまま眠りました。

そして五月に入ると整形の話し合いが有り保健室にママと一緒に行きました。
保健室には整形外科の先生が来られていて僕にどんな顔がいいと言い僕は「私は大好きな母とそっくりにして欲しいです」と言うとママが「ご存じだと思いますが、一年前に私は性転換手術を受けてその時に今の顔になりました。今の顔は私の亡くなった妻の顔でこの子も私とそっくりにしたいと言ってますのでよろしくお願いします」と言うと先生は「わかりました。お母さんがすごく綺麗なお顔ですので、かなり可愛いく出来ると思います。今からシュミレーションをしますので、お二人の顔を写真に撮らせて貰えますか」と言い僕とママの顔の写真を角度を変えながら撮りパソコンに取り込むと操作をして先生は「出来ました。見られますか」と言いママが「美穂ちゃんも見る。出来上がってからの楽しみにしたいのならママだけ見せて貰うわよ」と言い僕は「うん、出来上がりを楽しみにしたいからママが見て」と言いママがモニターを見ると「美穂ちゃんすごく可愛いわよ。これだったら出来上がりは楽しみにしていてもいいと思うわよ」と言い先生に「すいませんが、他の家族にも見せたいので写真を頂けますか」と言い先生は「いいですよ。後からプリントします。それから今回は喉仏を取って声帯を変える手術もします」と言いママは「それでお願いします。それから総額はいくら位掛かりますか」と言い先生は「今回の手術は私の病院でしますので、約百万から百二十万位だと思います」と言うとママは「わかりました。それじゃよろしくお願いします」と言い九月十日に手術をする事になりました。
そしてその夜、部屋で話をすると優子ちゃんも九月の終わりに手術が決まり僕が退院すると優子ちゃんが入院する位になります。