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第十章 僕の婚約・学園に入学②

そして翌日二人のママは「直人君のご両親が来られるのはお昼からだから夕食を食べて貰いましょう」と言いそのまま二人で買い物に行き昼食を食べて待っていて直人さん達は二時に来ました。
そして和室に入って貰いお姉ちゃんもその日はいたので僕は家族を紹介すると直人さんのお父さんは「急に来させていただきすいません。実は直人から娘さんの事を聞きどうしても将来は結婚をしたいと言いだしそれで昨日私どもも美穂さんに会い気に入ってしまいました。そこで早いとは思いましたが将来は直人の嫁に頂きたいと思い今日は来させて頂きました」と言うと僕の家族はしばらく黙っていましたがパパが「直美、私は今、美穂の父親だけれど本当の親は君だけなんだから君から返事をしなさい」と言うとママは「本当にこの子でいいんですか」と言うと直人さんのお父さんは「はい、私たちは息子に自分の事は自分で決めろと言っていますし、昨日美穂さんを見てからすっかり気に入り将来は直人の嫁にと思っています」と言うとママは「私は、ご存じだと思いますが一年前に父親から性転換で母親になり、この子にも女の子になりたいと言われた時はいいと言いましたが、実の所この子の将来の事を考えると不安でした。だけどこんなに素晴らしい青年に貰って頂けるのでしたら私は何も言う事はありません」と言うとパパが手をついて「こんな娘ですけれどよろしくお願いします」と言うと二人のママも手をついて頭をさげそれを見ていたら涙が出てきてお姉ちゃんが「美穂ちゃんよかったわね」と言い涙を拭いてくれました。
そしてパパは「紀子、ビールを出しなさい」と言うと紀子ママが「今日は夕食を食べていただこうと用意をしていますのでゆっくりしていってください。それから直人君のお兄さんは娘に迎えに行かしますので」と言いママ達が用意をするとパパとお父さんはビールを飲み始めました。
それからパパとお父さんはビールを飲みながら話をしていて三人の母親も笑いながら話をしていて僕と直人さんはお姉ちゃんと一緒に直人さんのお兄さんを迎えに行きました。
そして家に戻るとすっかり焼き肉の用意が出来ていてそれをみんなで食べてから直人さん達は帰っていきました。

それからは入学までは毎日直人君に会いマンションでHをしていました。
そして入学式の前の日ママと明日着る服を選んでいたら直人君のお母さんが来られて「美穂ちゃん、明日の入学式は私服だと言っていたけれど何を着るか決まっているの」と言い僕は「それが何を着ようか今も母と迷っていました」と言うとお母さんは「それじゃもしよかったらこれを着てくれる」と言い見てみると真っ白なスカートスーツでした。
そしてお母さんは「今デパートに行ったら美穂ちゃんに似合いそうなこれを見つけたから買ってきたの。サイズは合うと思うけれど合わなかったら取り替えて来るから着てみてくれる」と言いそれを着ると少しミニの素敵なスーツでした。
そしてお母さんは「ぴったりね」と言いママが「よく似合ってるわよ」と言い僕は「ありがとうございます。明日はこれを着て入学式に行きます」と言いしばらくお母さんは話をして帰りました。

そして入学式に二人のママは着物を着てお姉ちゃんもブティックが一週間後に開店と言って来てくれました。
僕は直人さんのお母さんに買って貰ったスーツを着て入学式に出ました。
そして入学式の行われる会場に入ると上級生の二年生は八名で薄い紺のスカートスーツを着ていて三名位は女性に見えましたがその他は男性が残る感じで、新入生は十名で女性の格好は四名で後は中学出たての男の子と言う感じでした。
そして入学式では先生や訓練の講師の方の紹介がありそれが終わり教室に入ると、教科書とセーラ服を貰い明日からの説明があり寮の部屋番号を聞いて寮に行きました。
そしてママやお姉ちゃんに手伝って貰い荷物を持って部屋に行くと本当は一年間お世話をしていただく二年生と二人部屋ですが二年生が足らないので僕の部屋は三人部屋でそこには引き出しの付いた洋服タンスと机、それにドレッサーが三つあり、隣の部屋が寝室みたいになっていてそこにもベッドが三つ有りました。
そして同室の二年生の方に「先輩、これからお世話になる鈴木美穂と言います。よろしくお願いします」と言うと上級生は「私は、ひとみというのよろしくね。それからこの学園では先輩じゃなく○○お姉さんと呼ぶ事になっているから部屋ではお姉ちゃんでもお姉さんでもどちらでもいいわ」と言いもう一人の子が「私は優子といいます」と言いその子はまだ男の子の格好で両親と一緒に来ていて僕たちは持ってきた物を片づけるとママ達は帰って行きました。



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